シリコンゴム

シリコンゴムの原料は、シロキサンという分子骨格を持ち、シリコンゴム製品は2次加硫によって残存する
シロキサンを揮発させます。特にシロキサンが人体に影響があるということではありません。
シリコンゴムの特徴として電気絶縁性を持つことから幅広い電気用途に使用されますが、時間経過とともに
残留シロキサンが揮発して接点障害を起こすことが分かっています。
そのため、電気用途の場合は2次加硫が必須の処理となるのですが、2次加硫によって変色が起きることも分かっています。
発色性に優れているシリコンゴムは、色ゴム製品によく使用されます。

原色(乳白色、透明)や色ゴムとする場合には2次加硫により変色(黄ばんでしまう)してしまいます。
そのため、電気用途ではなく、原色や色つきのシリコンゴム製品では2次加硫を行いません。
シリコンゴム製品でお困りごとがあればお気軽にご相談ください。