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シリコンゴム
シリコンゴムの原料は、シロキサンという分子骨格を持ち、シリコンゴム製品は2次加硫によって残存するシロキサンを揮発させます。特にシロキサンが人体に影響があるということではありません。シリコンゴムの特徴として電気絶縁性を持つことから幅広い電気用途に使用されますが、時間経過とともに残留シロキサンが揮発して接点障害を起こすことが分かっています。そのため、電気用途の場合は2次加硫が必須の処理となるのですが、2次加硫によって変色が起きることも分かっています。発色性に優れているシリコンゴム... -
ブルーム対策
ゴム製品を保管している間に製品の表面が白くなる現象をブルームといいます。ゴムはベースポリマーと加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤などを配合し、練り上げます。ブルームの正体はこの加硫に必要な添加材が加硫後にゴム表面に現れたものです。 ブルーム発生の原因はなんでしょう? ゴムの成形は、熱した金型にゴムを仕込んでプレスして型にゴムを流します。熱を加えることでゴムと加硫剤(硫黄など)が化学反応を起こして分子結合してゴムが固まります。適正な加硫時間に満たないと未加硫となり、ゴムに溶け込む... -
ゴムはカラフルにできる
自転車、車のタイヤは黒いですが、なぜ赤や黄色のタイヤがないのか、これには理由があります。 まず、ゴムはもとから黒いのではなくカーボン(炭)を入れることで黒くなります。 そしてカーボンを入れることでゴムを固くしたり(硬度を上げる)、強度をアップさせているのです。 タイヤがタイヤとしての機能を果たすためにはカーボンは必要で、必然的にタイヤ=黒になるのです。 タイヤ以外のところでは、識別のために色を変えたい、外観に馴染むように色を合わせたい、という ご要望が当然あります。 ゴムの色付... -
ゴムの種類
ゴムは大きく天然ゴムと合成ゴムがあります。 天然ゴムってどんなゴム? 一番身近なゴム製品というと、何かとお世話になっている文房具の輪ゴムがあります。輪ゴムの材料は天然ゴムです。天然といっても人でいうところの個性とは違い、ゴムの木から出る樹液を採取、乾燥させて作っていて、まさに自然の恵みから出来ています。 実はとても強度が強く、摩擦によるすり減りも少ないため大型車両のタイヤにも使われていたり、とても頼もしいゴムです。でも、そんな屈強な天然ゴムにも弱いところがあります。古くなって... -
Column
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